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【協同組合】その知られざる可能性とは?【∞無限大∞】

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協同組合 協同組合

「協同組合の設立と運営をご支援しています」というと、そもそも協同組合ってなに?って聞かれることがよくあります。ここでは少し協同組合についてご紹介したいと思います。

可能性に満ちた協同組合

協同組合と聞いて皆さんはどんなイメージをお持ちでしょうか。

そもそも組合って何?
労働組合みたいに集まって闘うの?
農協とか生協は何となく知ってるけど…
あーそういうのとは別で、なんか同業者が集まって仲間内で助け合ったりするのかな
でも会社とは違うよね?事業とかできるの?

私も会社員だった頃の認識は、だいたいこんな感じだったと思います。

協同組合についてきちんと説明するとしたら、おそらく本が一冊書けますし、自分にそんな知識は到底ありません。ここでは、参考に株式会社との違いをざっくりまとめてみました。

協同組合

協同組合も利益を出していい

上記のとおり協同組合は非営利法人であり、出資者たる組合員に利益を配当することはできません。しかしこれは利益を出してはダメということではありません。非営利法人でも儲けてOK。利益がなければ必要な経費が賄えず、事業の拡大もできないからです。これは意外と理解されていないのではないでしょうか。

また、利益の配当はできませんが「事業利用分量配当」は認められています。これは必要以上の剰余金が出た場合に、組合員が組合のサービスを利用したその分量に応じて、「頂き過ぎた部分をお返しする」という趣旨で配当されるものです。

更に「出資配当」として、「出資に対する利息」という趣旨で、払込済出資額の年1割以内で配当することもできます。

このような例外もあるため、協同組合は非営利法人と営利法人の間に置かれ、中間法人とも呼ばれています。

中小企業が大企業に対抗するために

協同組合のそもそもの目的は、中小企業が協力して事業を行うことで大企業に対抗することです。わかりやすい例だと共同仕入れ(必要な部品を共同で安く仕入れる)や、共同販売(共同で販路を開拓して出荷を増やす)などがあります。

今風に言えば中小企業のコラボ事業、オープンイノベーションです。ただその始まりは意外と古く、昭和24年に「中小企業等協同組合法」という法律が施行され、法的根拠となっています。

共同仕入れや共同販売を事業として行うためには当然資金が必要になりますが、小さな企業が単に集まるだけでは資金調達は難しいでしょう。しかし協同組合になれば国が認可した法人なので信用が付与されることになり、資金調達が行いやすく、また補助金や助成金などが用意されている場合もあります。

困ったときには一人で悩まずに仲間を作ること、これは企業経営上でも極めて有効な問題解決手法なのです。

可能性に満ちた協同組合

協同組合としては、現在、全国で多種多様な活動事例があります。共同イベントの開催、共同ブランドの作成、共同商品開発、共同マニュアルの作成など、アイデアはいくらでも浮かんできます。

ただ、それらもただの寄り合いではなかなか形になりにくい。協同組合という認可された団体があればこそ、地に足がついた活動ができているのです。

また、協同組合の活動は、基本的に地域に密着することになり、街おこしや地域創生などの活動にもつながりやすいという一面もあります。

株主に縛られずに、仲間と協力し、地域と共に様々なアイデアを実現できる。協同組合とはそんな可能性に満ちた事業形態です。